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 第1章 は じ め に                        五期主計雲南始末記  
 満蒙領有を期す関東軍の要請に応じて、朝鮮軍は 昭和6年9月21日 勅許を待たず独断越境して
中国の東北部を占領した。国民党の蒋介石は対共産戦にかまけいて、日本軍に対処出来なかった。 
満蒙領有を期す関東軍の意に反して 昭和7年3月1日 満州建国となり、旧清朝の宣統帝・溥儀が
執政となった。満州国唱える[王道楽土]は表向きで、実は対ソ戦略であり、内地の農村問題の分村
にあった。男子は現地招集し、残った婦女子は棄民となった。

 満州事変を契機として天皇の大権を主張する皇道派に対する統制派である外地出先軍[関東軍]は
自転し、不拡大方針の天皇も、政府も、軍首脳も、外地にある軍の自転に追尾するしかなかった。 
止め処もない自転は遂に日中戦争となる。中国は重慶まで退き、レッド公路・填緬公路を人海戦術で
建設し、英印軍との繋ぎを求め、一方、米国は対日石油輸出の全面禁止を断行した。日本軍は資源を
求めて 昭和15年9月23日 仏印に進駐した。昭和16年12月8日 マレー半島上陸、一方、ハワイ真
珠湾を奇襲攻撃して太平洋戦争となった。

[参考]昭和14年9月1日 第2次世界大戦勃発
    昭和15年9月27日 日独伊三国同盟締結
    昭和16年12月8日 ハワイ真珠湾奇襲攻撃
    昭和19年1月7日~7月4日インパール作戦
    昭和20年3月10日 東京大空襲
     同 年4月1日 米軍沖縄本島上陸
     同 年8月6日 広島に原爆投下、9日ソ連対日宣戦布告、長崎に原爆投下
     同 年9月2日 太平洋戦争と第2次世界大戦終わる(8/15:終戦の詔勅,9/2:降伏文書調印)
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