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生命40億年はるかな旅   TV観賞と出版物の読書        中村三郎

先カンブリア時代:太古代(無生代,始生代),原生代
    地球創成時から約40億年間の時代。約38億年前に地球最初の生命誕生。
    アミノ酸・蛋白質・RNAワールドから生命体DNAワールドへ進化,
    原始大気で生まれた設計図と原始の海で生まれた工場が合体して出現した
    核はもたず細胞膜内に染色体むき出しの原核細胞,嫌気性バクテリア。
    原生代には細菌(硫黄菌・硫酸菌),原始藻類(原核生物)が生存。
    (ニュージーランドシャンペンプール硫化水素熱泉中の細菌生命体)
    シアノバクテリア(後に葉緑体となる藍藻)の群生ストロマトライトが
    光合成で排出する酸素は旧生命の衰退と新生命への転機を生む。
    (オーストラリアハメリンプールのストロマトライト群生)
    好気性のミトコンドリアからの攻撃に嫌気性の原核細胞が核膜の生成で防衛,
    真核細胞が生まれ,これに後に宿主として分業することによりミトコンドリア
    と共生を果たし,動物細胞ができた。さらに,シアノバクテリアつまり葉緑体
    と細胞壁を持つ植物細胞が出現した。
    協調と裏切りのノンゼロサムゲームしっぺ返し戦略は単純だが最も有効。
    (ニュージーランドホワイトアイランドフライパン湖の古細菌)
    単細胞生物の時代は約23億年続いたが,約8億年前,単細胞生物から多細胞
    生物へと進化して,放散虫・有孔虫等原生動物が現れる。
    (特殊生命であるウイルスは生物に寄生し生命体細胞内でのみ増殖する核酸を
    中に持つ核蛋白質からなる微粒子)

古生代:カンブリア紀,オルドビス紀,シルル紀,デボン紀,石炭紀,二畳紀(ペルム紀)
    5億7000万年前~2億4000万年前。
    隠花植物(藻類・シダ類),無脊椎動物(珊瑚類・腕足類)から。
    (オーストラリアエディアカラヒルズにカンブリア大爆発前生物地層)
    カンブリア紀は生命の爆発的形態多様化。生き方が形を選択させ形がその後の
    運命を決める。アノマロカリス・三葉虫・オウムガイの隆盛と消滅。
    オルドビス紀には魚類出現。ピカイアは脊椎動物の祖先。
    シルル紀に植物,ついで節足動物(昆虫等)の陸上進出。
    デボン紀に両生類,石炭紀に爬虫類が出現。
    デボン紀は魚の時代,後期の陸上進出に腎臓の水分排出による浸透圧調節・
    肺の形成・リン酸カルシウム骨が貢献。卵の上陸で水から完全自立。
    (カナダロッキー山脈パージェス頁岩中にアノマロカリスの化石発見)

中生代:三畳紀,ジュラ紀,白亜紀
    2億4000万年前~6500万年前。
    ソテツ類・松柏類・シダ類が発展。
    爬虫類の巨大化と繁栄,鳥類や哺乳類の出現。
    海中にはベルムナイト・アンモナイト・二枚貝類。
    多様な花を咲かせる被子植物の出現と拡大に追われ寒い北方に逃避する裸子
    植物を食とする恐竜の衰退,昆虫の多様化と花との共生進化。
    (カナダアルバータ州ドラムヘラー・アメリカユタ州・アラスカノース
    スロープの恐竜化石)

新生代:洪積世,沖積世(完新世)
    6500万年前~現代
    洪積世には乱獲や氷河期到来で消滅するまでマンモスの隆盛。
    大山脈の形成,顕花植物・哺乳類の発達。
    440万年前にラミダス猿人,4万年前に新人(クロマニヨン人)。
    競争的共存,競争原理を超えた共生原理への成熟。多様なものが生き残る。

注:第1集から第4集までを主体に他資料も参考。第5集から第10集までは省略。
 「地球大紀行」と照合的に整理すると地球の変動が進化に与える影響がわかる。