(閉・戻)

 以前、テレビで見た「動く不動産」というドラマの話(平成3年頃TV放映)

 これは日本司法書士会連合会支援で製作されたもので、渡辺徹が主人公役、
森公美子が友情出演。
ある町のホントにちいさな司法書士事務所を営む渡辺が、町の地上げ屋の不正
取引に便乗した相続騒動がらみの事件に取り組む。不動産登記の不正があり、
渡辺がそれを見抜くストーリー。
ストーリーに並行して、渡辺の(母はもういない)父の病気看護と病死までの
経過が展開される。
渡辺には妹が1人いるが、その妹は自分の思い通りに生きたいと言って家出し
た後、全然家に寄り付かない。結局、父の看病は渡辺一人。

 1Fがお好み焼き屋で2Fが自宅兼事務所(ボロ家)。事務所の隣室には病
気で寝ている父。
渡辺はお好み焼きを焼き、父の看病のかたわら、例の不動産不正取引と不正登
記事件になる案件の仕事を依頼されたお客のことで、事件の解決に奔走する。
お好み焼き屋の常連客に森公美子とその女の友人がいる。風俗に勤める森は客
として寄るだけでなく、渡辺の忙しいときには店番もかってでている。

 父の葬式には(父も現役時代は町の司法書士である)、かつて登記で父に世
話になった人たちが、数は少ないが、かけつけた。通夜の晩はもっぱら生前の
父の仕事ぶりが話題になった。
妹が葬式の前の晩にヒョッコリ家に戻ってきた。森は、女心がよくわかるので、
妹を責める渡辺の前で渡辺の妹をかばう。「しょぼくれたとうちゃんのチンチ
ンみながら下の世話なんか若いみそらの・・ちゃんならず、そんなこと誰もや
らないよ!」と。渡辺はそれで妹を責めるのをやめた。

 葬式も滞りなく終わり、例の事件も片付いたある日、妹が家に戻って、事務
所は兄、お好み焼き屋は自分がやると言い出し、早速、小汚いオンボロ店の改
装にとりかかる。森もその友人も手伝いにくる。そこでハッピーエンド。

                                以上